有機生しょうゆの弓削多醤油

有機生しょうゆ(醤油)
4代目 弓削多洋一さん
 「醤油は食品なので安心して口に入れられるものでなくてはいけない、醤油は調味料なのでうまくなければ意味がない。」
弓削多醤油四代目の弓削多洋一さんは言います。

 昔ながらのふくよかな味わいを求めて、20年前に丸大豆醤油を復活させました。その後、よりよいものをとの考えから国産の大豆と小麦を原料にした醤油の醸造をはじめました。
 食の安全と味にこだわり抜いて国産の有機大豆と有機小麦を原料にした醤油の製造、本物の醤油の味をと全国でも珍しい、精密ろ過をしていない酵母菌が生きている生醤油(生揚げ)の販売もはじめました。

 国産大豆は外国産に比べてタンパク質が多く、旨みの濃い醤油ができます。弓削多醤油で使う原料は青森県の契約農場で栽培しています。豆の生命力が強くしっかり育っているので、発酵もよく、深みのある香りの良い醤油を醸造することができます。

 仕込み蔵には、明治のころから使われている大きな杉の木桶が並びます。
 こちらの木桶の中にもろみを入れるのですが、そのもろみは、蒸した大豆に、煎ってひき割った小麦、種麹を混ぜ、麹菌が繁殖したところで塩水を加えたものとなります。

 昔ながらの寒仕込みで、毎年11月から翌年3月にかけて作り、木桶で一年かけてじっくり発酵・熟成させます。
 温度調節をし4〜6ヶ月で造る速醸法が主流のなか、自然の温度変化に委ねた天然醸造を守り続けています。


原料へのこだわり

 国内産の丸大豆、国内産の小麦、海水を干してできた天日塩、これらを原材料にしています。
 全国的には国産原料で作られた醤油は全醤油生産量のわずか0.2%しかなく、ほとんどは外国産原料を使用しています。
(※【匠味の逸品】が販売する吟醸純生しょうゆは国内産の有機丸大豆と有機小麦を使用しており、海の精使用は天日塩の代わりに伊豆大島の海水を蒸発させて作った海水塩を使用しています。)

産地へのこだわり

産地
 主に青森県にある農場と契約栽培しております。有機栽培の畑の場合、となりの畑で農薬などを使用しているとその飛散が問題になりますが、一つの畑が大きく、しかも森で囲まれているためそういった問題がありません。後ろに見えるのは世界遺産で有名な白神山脈。

仕込水へのこだわり

仕込水
 弓削多醤油日高工場内からは、1日約100トンの伏流水が湧き出ております。この工場は秩父山脈から関東平野へ開ける扇状地の上にあるので、地下を流れる伏流水が豊富です。
 この豊富できれいな水は仕込水には最適で、近くにはこの水を利用した酒蔵もあります。工場では地下約80mから毎日きれいな水を汲み上げて使用しています。

木桶へのこだわり

産地
 蔵は作業しやすいように、高さ・直径とも2mの杉の木桶を床下にはめ込んだ構造になっています。木桶にはたっぷり5,000〜7,000リットルのもろみが入っています。
 発酵がうまく進むよう木の棒などでかき混ぜ、微生物を増やすための空気を適度に送り込みます。

製法へのこだわり

刺身
 吟醸純生しょうゆは明治時代から使用されている杉製の木桶で天然醸造をしています。
 1年間の長期熟成で発酵・熟成しており、加熱殺菌も精密ろ過もしていない、酵母菌・乳酸菌が生きた生醤油(生揚げ)です。
 弓削多醤油の生醤油(生揚げ)は菌が活きており、常温での保存となりますと、品質の劣化が早く味が落ちやすいため冷蔵での保存が必要です。
 ろ過も殺菌もしていない生醤油(生揚げ)は全国的にも大変めずらしく、しかも国産の有機原料で作っているメーカーは当店が確認した中では弓削多醤油だけです。

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